施注方法

眼瞼痙攣

眼瞼痙攣では眼輪筋への施注は必須となります。その他、眉間に過剰な筋収縮がある(皺がよっている)場合では左右の皺眉筋へ、鼻根部に過剰な筋収縮がある(皺がよっている)場合では鼻根筋への施注を行います。また、顔面の正中付近に過剰な筋収縮が強い(鼻筋が上方に収縮している)場合は鼻筋へ、頬部に過剰な筋収縮を認める場合は大頬骨筋への投与を行うなど、患者の症状に合わせて投与部位を決定します。

ゼオマイン®電子添文 眼瞼痙攣関連筋

眼瞼痙攣関連筋

眼輪筋

投与部位
  • 瞼板前部が主な治療標的筋
  • 眼瞼部眼輪筋は眼縁から3~5mmの部位
  • :最小限必要な投与部位
  • :施注を避ける部位
    (上眼瞼中央部付近、下眼瞼内角近傍)

ゼオマイン®投与量(推奨)

眼輪筋への投与量 投与部位数
初回
注1) 注2)
1.25〜2.5単位
/1ヵ所につき
8〜12ヵ所
再投与
注1)
1.25〜5.0単位
/1ヵ所につき
  • 投与部位1ヵ所につき0.05~0.1mLが推奨されている。施注用注射針は30~34G注射針が推奨されている。
  • 各筋に対し、初めて投与する場合の投与量を示す。
施注のポイント
  • 皮膚の皺をしっかり伸ばし眼瞼縁を確認し投与部位を同定
  • 眼輪筋は極めて薄く、浅いため、針先を皮膚とほぼ水平に刺入する
  • 眼球損傷を避けるため、針先を鼻側または外側方向(眼球穿孔しづらい方向)に向ける
施注時の注意点
  • 眼瞼下垂の副作用があらわれることがあるため、上眼瞼挙筋周囲への施注は避ける
  • 下眼瞼中央部の眼窩部眼輪筋に投与する場合、下斜筋への浸潤により複視があらわれることがあるほか、低用量でも閉瞼不全等があらわれることがある
  • 投与量が多いと兎眼(閉眼不全)のリスクがある
  • 注射部位は強くこすったり押したりしないように指導する。上眼瞼挙筋に薬液が広がると眼瞼下垂をきたすことがある

皺眉筋

投与部位
  • 鼻側眉根(眉毛内側で眉毛の上)
  • 皺眉筋に力を入れて収縮させることで周りの筋と区別

ゼオマイン®投与量(推奨)

皺眉筋への投与量 投与部位数
初回
注1) 注2)
1.25〜5.0単位
/1ヵ所につき
2ヵ所
再投与
注1)
1.25〜5.0単位
/1ヵ所につき
  • 投与部位1ヵ所につき0.05~0.1mLが推奨されている。施注用注射針は30~34G注射針が推奨されている。
  • 各筋に対し、初めて投与する場合の投与量を示す。
施注のポイント
  • 眼輪筋と比較し皮膚がやや厚いため、針をやや突き立てて刺入し、数mm深度に達してから薬液を注入する
  • 表情を作るための最低限の筋力は残すような用量を選択する

前頭筋

投与部位
  • 眉毛外側

ゼオマイン®投与量(推奨)

前頭筋への投与量 投与部位数
初回
注1) 注2)
1.25〜2.5単位
/1ヵ所につき
2ヵ所
再投与
注1)
1.25〜5.0単位
/1ヵ所につき
  • 投与部位1ヵ所につき0.05~0.1mLが推奨されている。施注用注射針は30~34G注射針が推奨されている。
  • 各筋に対し、初めて投与する場合の投与量を示す。
施注のポイント
  • 瞬目時に眉毛全体が上下する症例に施行する

鼻根筋

投与部位
  • 鼻の付け根(鼻根部で皺がよっているところ)

ゼオマイン®投与量(推奨)

鼻根筋への投与量 投与部位数
初回
注1) 注2)
1.25〜5.0単位
/1ヵ所につき
1ヵ所
再投与
注1)
1.25〜5.0単位
/1ヵ所につき
  • 投与部位1ヵ所につき0.05~0.1mLが推奨されている。施注用注射針は30~34G注射針が推奨されている。
  • 各筋に対し、初めて投与する場合の投与量を示す。
施注のポイント
  • 頭側から足側に針を向ける
  • 鼻根部に皺がよっている症例に施行する

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